草笛日記

どんな事でも、好奇心の赴くままのブログです。
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金子兜太氏逝く




俳句をかじりたいという願いはまだ持ち続けている。
晩年の父の影響もあるが、
金子兜太氏の句風に惹かれたのが理由の一つだった。
兜太氏の流れをくむ句座を、おぼろげながら探していたのだが
行動力の無いままに、時が過ぎてしまった。

一昨日、亡くなったとか・・・年齢から言えば、仕方ない。
でも、かれの反骨の精神と、厭戦の誓いは、強く私に影響している。
東大を出て、出征し、帰国後は日本銀行にお勤めというエリート。
サラリーマン生活の中で、強烈な印象を放つ作句姿勢。

銀行員等朝より蛍光す烏賊のごとく
人体冷えて東北白い花盛り
おおかみに蛍が一つ付いていた
水脈(みお)の果(はて)炎天の墓碑を置きて去る


梅咲いて庭中に青鮫が来ている


最後の梅の句についての金子兜太氏の解説です。

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その頃から既にずっと庭全体が、朝なんか特に青さめているんです。
海の底みたいな感じ。青っぽい空気ですね。こう春の気が立ち込めているというか。
要するに、春のいのちが訪れたというか、そんな感じになるんですね。
それで朝起きてヒョイと見てね、青鮫が泳いでいる、というような感覚を持ったんですよ。
それですぐできた句なんですけどね。
私の場合だと、見たままを、そのまま丁寧に書くということよりも、
それを見ることによって感じたもの、
その感じたものからいろんなことを想像して書く、というふうなことがほとんどなんですね。
想像の中にうそが入ったり、ほんとが入ったりしていい加減なんですけどね。
それが自分では面白いんで。


ちょっと北関東訛りが残る口調で・・・俳句を語るお姿が懐かしいです。
強烈な自負に支えられていたからこその無欲で謙虚な姿勢。
ひょうひょうとした風貌ともども、公文公氏と重なるのですが・・・・

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写真は二枚ともネットより・・。

こうやって、昭和の才能がどんどん彼岸に去っていく。
私の妄想も去っていく・・

「同じ昭和を、細々ながら、生きたのよ」と言いつつ。







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駄句五つと短歌の試作三首

  


鎌倉の空温くもりて 飾り松
しめ飾り無くて 新居は静もれり
神苑の空にトンビの初詣
段葛行き交う人の 破魔矢鈴
あちこちの痛さを競う 新年会


羽子板も独楽も知らずに うつむきて
         孫はひたすらゲームに興ず

母よりも父に似たるを喜びぬ
         孫は確かに育ちゆくなり

ビジュアルが第一となりしこの世なら
         見目(みめ)人並みの孫に安堵す


この冬、なぜか感性がやたら鈍り、何を見ても面白くなく
詩歌の類を愉しむ余裕というか気分になれません。
正月だもの、なんとか無理やりにでも挑戦してみましたが・・・
お粗末です。

この頃、オレンジ色に惹かれます。元気色。
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今日は七日、飾りを片付けて・・・明日からは日常ですね。







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拙句 五つ

     



冬晴れに 媼三人の ディズニーランド
孫の無き媼の無邪気 冬遊園地

早暁の天頂に月 オリオン連れて
我一人 立待の月と オリオンと 
冬されば 立待月は レモン色


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写真はネットから頂きました。
それにしても、
昨夜?いえ、早暁、二時の空の美しかったこと!
立待の月とオリオン座と・・・・金星も北極星も?・・・
この日、鎌倉には珍しく、星々が観えたのですよ。





 
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猫がいない・・・2


去年の9月27日。俳句を作っています。

酢橘(スダチ)卸す 豆腐の上の阿波の香や      
哀しさも おどろおどろの曼珠沙華
やぶからし 蔓手繰りよせ 情を捨つ
秋明菊 客人迎えの支度ならん


この秋も、私の周辺の風景は変わりません。
酢橘を頂き、曼殊沙華と秋明菊を愛で、ヤブカラシに手を焼き・・
ただ・・猫が居ません。
足にまといつき、傍らで「撫でろ撫でろ」と甘え、極上の餌を要求する
のん太が居ません。


カボチャとう名に逆らうや 誇らかに
老猫の躯を探す カボチャ花



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昨夜からの雨。
のん太が、秋草の中で濡れそぼっているような気がする。










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久しぶりに駄句



秋になりましたね、名実ともに。
あと三か月で年末を迎えるっていうこと。

ヤブカラシ
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俳句
秋霖や やっぱり〆は「愛の賛歌」
君がため 盗まんとてか 三日の月 
賜りし酢橘(すだち)の香こそ 旅誘う
藪からし 抜いても抜いても 藪からし
ひたひたと歩く傍から ちろろむし
 

短歌
さだまさしの「人生の贈り物」歌う 漢(おとこ)あり 秋の雨降る


そういえば、
鎌倉では、9月に入ってから、全くお月様を観る夜が無い。
雲がいつもかかっていて・・・要するに曇天の夜続き。

恋に落ちたお姫様と藤沢の王子様、
互いに見つめあって、お日様だのお月様だの人前での睦言、
お月様も照れている?お怒りかも?

不倫だの理不尽な恋愛だのを考えていたら
ふと、思い出したのがこの唄、俗曲と言われるカテゴリー。

「キリギリスは、羽で鳴くかよ、蝉ゃ腹で鳴く、
私ゃ、あなたの胸で泣く・・よさこいよさこい」

・・とかいう唄。新よさこい節?

父が持っていた俗曲のレコードに在ったんです。
小学生にして、蝉は腹で鳴くの?とつくづく思い知ったわけ。

昔、男がそうであったように、
女が、堂々と社会で闘う立場になった今、
よよと胸で泣ける相手を、二人以上必要なのかもよ。(^_-)-☆

くだらない感想を今日は述べさせていただきました。


ご興味のある方はどうぞ・・。