草笛日記

どんな事でも、好奇心の赴くままのブログです。

叔母さん

 

11日がお通夜、翌12日が葬儀。
100歳を超えた叔母が逝きました。
これで・・・「おじさん、」「おばさん」、と呼びかける人は居なくなりました。

実父は三人きょうだい。
妹が二人、その下のほうの妹が亡くなったのです。
上の叔母さんの逝去は、昨年でした。
妹を常に気遣う姉の死が、この旅路への誘いになったのでしょうか。

父は71歳で逝きました。
ですから妹たちは本当に長寿を全うしたと思います。
天国で「待ちくたびれたヨ」と父が言うかしら。
それとも、先妻と後妻に囲まれて「まだ、もっと後で良いのに」なんて?

家族葬の多い作今にはまれなほど、立派な通夜と葬儀でした。
そこには、長年、耐え従った姑を送る最後のお勤めを、
立派に遂げようとするお嫁さんのプライドが仄見えました。
というのも、
叔母の息子・・・我が従弟は13年前、59歳で亡くなっています。
そのあとの、為さぬ仲の姑と子供二人を抱えて健気に生きてきたお嫁さんです。
すでに、子供は立派に独立し、ここ数年間は姑の介護生活だったのでしょう。

参列者から、「貴方は立派だった」と口々に発せられる賞賛に勝るのは、
喪主の息子・・叔母の孫・・の「母あってのおばあちゃんでした」のスピーチでした。
何よりのお母さんへの賛辞とプレゼントだったでしょう。
お嫁さんの苦労の甲斐が在ったというものです。
一同、それぞれに頷くばかりでした。

通夜の席で、親戚縁者から漏れ伺えば、叔母の息子・・私の従弟・・は
遺族が、経済的には全く困らないように充分に準備した後に逝ったそうです。
お嫁さんは外に出て働くことも無く家事育児に専念し、姑の介護も出来たとか・・。
叔母の遺影に手を合わせながら
「Aちゃん、あなた、偉かったね」と亡き従弟にも語りかけました。

横浜、旭区の斎場に咲く玉すだれ・・・思わず「叔母さんみたい。」と。
若き日は、賢くて才走った兄姉の下で庇護され指導され、
晩年は、やはり、しっかり者の嫁に寄りそって、
穏やかに、ひっそりと生きていらしたに違いないとふと思いました。
2015090411080000.jpg

さりながら、叔母の安穏な晩年は息子によるものだったのでしょう。
経済的支えこそが幸福な生活を保障する。。
【お金で幸福は買える・・嫁しゅうとめも円満だし、子供も順調に育つ・・】。

と、中二の私が作文に書いたことは、あながち間違いではなかったのです。
もっとも、職員室に呼び出されてしまいました…問題ある作文と担任が思ったらしい。


こんな折に、私の持論が証明されても、不謹慎なことかもしれません・・。



 
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Comment

800びくに says... ""
こんにちは

>経済的支えこそが幸福な生活を保障する。

そうだと思いますねえ^^;
なんといっても お金がないと
ぎすぎすするんですよ・・。

まあ お金がありすぎても揉めるのですが・・

偉いお嫁さんでしたねえ・・

親戚にも とっても偉いお嫁さんがいて
(もう80歳?くらい)ご主人が
40ちょっとでなくなり 
もう うるさいお姑さんに仕え
3人の女の子を育てたんです。
姑は 認知で 大変だったのです。

で 姑なくなり 舅は亡くなる時 かなりの財産を
嫁に残したので 大騒ぎになりましたが
まあ 当然でしょうねえ・・娘たちは両親の
介護なんてほとんどやらなかったのだから
文句も言えないと思うのだけど・・。
あ その娘たちも ちゃんと遺留分もらってます。
2015.09.14 12:52 | URL | #- [edit]
今治りんどう says... "叔母さん"
お悔やみ申し上げます。

丁度その日友人のご主人が亡くなり
葬儀でした。
1年間の入院生活でした。脳梗塞で82歳です。

人生の終わりは寂しいですね。

中2の折の作文は的を得ていますね。

お花の写真も清純そのもののようです。
2015.09.14 16:01 | URL | #Sm/ug.UM [edit]
やまぼたん says... ""
叔母様の ご逝去お悔み申し上げます。

100歳の長寿であられたにしましても
自分の血のつながった人の 旅立ちの
淋しさは いっそう ですよね。

 私は 自分の家系で100歳をこした人は
誰もいません。90歳すらいませんから
羨ましいです。

お金は 不幸の回避には助かりますね。
2015.09.15 07:40 | URL | #- [edit]
草笛 says... "Re:びくにさんへ"
> あ その娘たちも ちゃんと遺留分もらってます。
親の財産だともめるでしょうね・・・。
叔母の場合は息子が一人で稼ぎ、妻に遺したものだから
周囲は何も言えません。妻と子供二人だけが相続したのでしょう。
叔母さんにも少しは遺言で指定したかな?

豊かさが精神に及ぼす力はおおきいですよね。
豊かなのに、さもしい人は・・・もう、人柄の悪さであって稀でしょう。
2015.09.15 10:24 | URL | #- [edit]
草笛 says... "りんどうさんへ・・・叔母さん"
ありがとうございます。
次々と失ってきますね。
我が名前をちゃん付けで呼ぶ人は居なくなりました。

> 中2の折の作文は的を得ていますね。
たぶん、85パーセントは正しいかと思います。
それでも、生来の人柄が悪い人も居ますが・・・。
2015.09.15 10:26 | URL | #- [edit]
草笛 says... "やまぼたんさんへ"
長生きもだんだん辛くなるご時世ですね。
鎌倉は65歳以上が異様に多いです。
老人の街になりつつあります。

> お金は 不幸の回避には助かりますね。
草、昔からなんとかも金次第といいますよね。
いまや、臓器から生命まで買える時代です。
病気や死は、万民に公平だと昔の賢人が言っていましたが
はたしてどうでしょう・・・。
私は80歳前半に逝けそうです。
此の腰椎の劣化とコレステロールの高さ!(^^ゞ
2015.09.15 10:30 | URL | #- [edit]
小紋 says... "立派な人生"
お悔やみ申し上げます。
子供を育て上げ 姑に仕え 見送る人生
こうして 順送りに なっていくんだなあと思うとともに
そのご家族の 賢さを思います。 
こちらも 老人がいっぱいです。 

2015.09.16 07:14 | URL | #- [edit]
草笛 says... "小紋さんへ・・・立派な人生"
> そのご家族の 賢さを思います。 
はい、それは感じました。
それぞれが、少しずつ、遠慮と気兼ねを尽くしたのでしょうね。

孫息子も、気持ちをきちんと口に出して、偉いなあと。
若い人達の言葉知らずが多い中、はきはきと立派な挨拶でした。


2015.09.16 10:16 | URL | #- [edit]

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