2017/06/28

ミニ・コンサートにて・・


NHKで、介護を取り上げたときに紹介された手紙・・詩です。
気になっていたのですが、今日、また逢えました。
ご紹介します。
ご近所のミニコンサートで、オーボエとのコラボレーションで朗読されたものです。
こんな想いで,老いた親を見守ることが可能なら・・・親も子も幸福だろうなあ・・

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手紙 ~親愛なる子供たちへ~


【作詞】不詳
【訳詞】角 智織


年老いた私が ある日 今までの私と 違っていたとしても
どうかそのままの 私のことを 理解して欲しい
私が服の上に 食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても
あなたに色んなことを 教えたように 見守って欲しい

あなたと話す時 同じ話を何度も何度も 繰り返しても
その結末を どうかさえぎらずに うなずいて欲しい
あなたにせかまれて 繰り返し読んだ絵本の あたたかな結末は
いつも同じでも 私の心を 平和にしてくれた

悲しいことではないんだ 消えて去って行くように 見える私の心へと
励ましの まなざしを 向けてほしい

楽しいひと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり
お風呂に入るのを いやがることきには 思い出して欲しい
あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて
いやがるあなたと お風呂に入った 懐かしい日のことを

悲しいことではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に
祝福の祈りを捧げて欲しい

いずれ歯も弱り 飲み込むことさえ 出来なくなるかも知れない
足も衰えて 立ち上がる事すら 出来なくなったなら
あなたが か弱い足で 立ち上がろうと 私に助けを求めたように
よろめく私に どうかあなたの 手を握らせて欲しい

私の姿を見て 悲しんだり 自分が無力だと 思わないで欲しい
あなたを抱きしめる力が ないのを知るのは つらい事だけど
私を理解して支えてくれる心だけを 持っていて欲しい

きっとそれだけで それだけで 私には勇気が わいてくるのです
あなたの人生の始まりに 私がしっかりと 付き添ったように
私の人生の終わりに 少しだけ付き添って欲しい

あなたが生まれてくれたことで 私が受けた多くの喜びと
あなたに対する変らぬ愛を 持って笑顔で答えたい

私の子供たちへ
愛する子供たちへ



70台の前半で、次々と、あっという間もなく、身罷った四人の親たち。
十分な介護もせず、仕事に明け暮れてきたこと・・・時々悔いています。
そして、淋しくも想うのです。


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コメント

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祖母(姑の母親)は 姑たち姉妹が 散歩に出た間になくなったので
もっと 介護したかったと言ってましたが 自分はしっかり 
3年 病みました。 母は10日の入院で なくなり 叔母は病んで
6年目です。思うようにいきませんね。私は どうなるのでしょうか。
少しずつ 老いが出てくるので  一日にすることを 少しずつ 
減らすように しています。

とてもすばらしい紫陽花の花。
梅雨とアジサイはあいますね。

子供達への詞はわれわれ老人たちの思いは同じと受け取りました。

自分が母と同じ年になって母の気持ちもわかります。

小紋さんへ・・・Re: タイトルなし

一日に一つだけの用事をする・・
本当に、そうですね。
あれもこれも・・と欲張ると碌なことはないようです。残念ながら。
車の運転をしますので、特に、ゆったりと余裕を持ちたいと。

終わり方も、思う通りにはなりませんね。

りんどうさんへ。。。Re: タイトルなし

そうですよね。
さんざん世話になったのに老いていく肉親を見守るのは辛いですね。
子供たちも、さぞかし情けないと思うのだろうなあと・・。
終活ノートにこの詩を書き込んでおこうかと思っています。